ディスクドッグのうんちく その3

ケン・スタイル

2010年08月22日 08:43

フリースタイル

フリースタイルは、複数枚のディスクを使って様々なキャッチ方法で犬にキャッチさせるものです。

競技会では、自分であらかじめ準備したCDをBGMで流し2分程の演技を行います。

ディスクのキャッチ率、技の完成度、技術の難易度などが、ジャッジにより評価されポイント制で競われます。

人の背中を踏み越えてディスクをキャッチしたり、体の一部を飛び越えてキャッチしたりで、競技会やイベントでは見ている人を引きつけます。

本場アメリカでは、ディスクドッグというとフリースタイルを指します。

フリースタイルの魅力は、なんと言っても愛犬との一体感にあると思います。

たくさんの技の種類があり、それをコマンドとトスワークによって複雑なやり取りをディスクを通じて行うのです。

コミュニケーションの醍醐味が味わえます!

少し前、ディスクドッグを大きく取り上げたテレビの放送の中でディスクドッグの愛好者は日本全国に3万人と言っていました。

ところが、フリースタイルを実際に取り組んでいる人は意外に少ないのです。

愛好者全体の5%に満たないのではないかと思います。

その理由は色々と考えられますが、指導者が少なすぎる点にあると思っています。

ディスタンスでは、犬の本能(追求、捕食性、持来)だけでうまく出来てしまうこともあるのに対し、フリースタイルに於いては犬に日常生活にない動きを教えていかなければなりません。

そこで、経験と知識を持った指導者が不可欠になってくるのです。

ところが、一般的なドッグスクールでは訓練種目として掲げているところはないに等しい状況です。

よって独学で行うか経験者や現役のプレーヤーの人達から学ぶ意外に方法がないと言っていいでしょう。

実際、世界チャンピオンと日本チャンピオンがいる鹿児島県では盛んにフリースタイルが行われていて大きな盛り上がりを見せています。

とにかく今後のディスクドッグ界から目が離せません!!