ブルース・リー

ケン・スタイル

2010年07月29日 23:26

 ここのところ毎日、BS2でブルース・リーの映画が放映されている。
ブルース・リーは、僕が物心がついて二人目に憧れた人物。
 一人目は、仮面ライダー。ウルトラマンは体長50メートルもあって、子供心に現実離れしていて好きになれなかった。というか、ウルトラマンになれないことはその当時でも理解出来たのかもしれない。
でも、仮面ライダーは等身大で、運良くショッカーに捕まったら仮面ライダーに改造してもらえるかもしれないなんて本気で思っていたから、今考えると、当時の自分が本当にかわいく思えて仕方がない。4~5才のことである。
 ちなみに三人目は、けんか十段こと芦原英幸先生。空手バカ一代という劇画の後半の主人公。この先生から黒帯を頂いたことがちょっと自慢!
 中学生になり、強さへの憧れが最高潮に達し、そこで運命的な出会いをしたのがブルース・リー先生。出会いといっても家にあった映画音楽のLP盤。オムニバスのレコードでスティーブ・マックイーンの大脱走のマーチや、アラン・ドロンの太陽がいっぱい、そして燃えよドラゴンのメインテーマなどが収録されていた。ジャケットの裏表紙が、燃えよドラゴンの鏡の部屋の格闘シーンで、その肉体を見たときの衝撃は、だいすけさんとボギーのディスクドッグを見た時と同じくらいのものだった(笑)!これほんと!!
 ブルース・リーは、一般的に香港の映画俳優ということで有名ですが、実は武道家。
子供の頃、詠春拳という中国拳法をある老人から学びその後、アメリカに単身渡ってからは、ジークンドーという拳法を自ら編み出して後進の指導にあたっている。
 大学時代には、禅の研究に勤しんだり知識も豊富だったという。そして多くの名言や格言を残している。それがまた深くてすごいものばかり。
 燃えよドラゴンの序盤のシーンで、中学生ぐらいの男の子に武道の稽古をつける場面がある。その時にブルース・リーが少年に言った言葉が、「Don't think. Feel!」考えるな。感じろ!という名ゼリフ。考えてから行動したのでは遅すぎる。相手の先を読め。というのは僕なりの解釈ですが、人生のすべてに通じる深い言葉。ディスクドッグのフリースタイルなんかでもそのまま通用してしまう。
でもこれが出来る様になるには、たくさんの反復練習以外にはない。意識して動いているうちはまだ自分の技になっていないのだ。
よし、また明日も練習だ!!